| 価格 | ¥47,800 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年11月 |
| メーカー | ZOOM |
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近年、デジタルギタープロセッサーの進化は目覚ましく、実機アンプのトーンを再現する技術は日々高度化しています。
その中でも、日本の音響機器メーカーとして40年にわたりアンプモデリング技術を磨き続けてきたZOOMから、全く新しいアプローチを採用した次世代のギター用アンプ&エフェクツ・ニューラルモデラー「NEURIG(ニューリグ)」が登場しました。
NEURIGの最大の特徴は、単なる「音色(プロファイル)」をコピーするのではなく、「アンプの挙動そのもの」を再現する新開発のニューラルモデリング技術「DNA Engine」を搭載している点です。
さらにオープンソース規格NAM(Neural Amp Modeler)へのネイティブ対応、クラウドとAIを活用した音作りや練習支援機能、堅牢かつコンパクトなハードウェア設計など、現代のギタリストが求める要素が極めて高い次元でまとめられています。
本記事では、NEURIGがもたらす革新的なサウンドとスマートな操作性の詳細を徹底解説します。
アンプそのものの挙動を再現する次世代技術「DNA Engine」
従来のプロファイリングやキャプチャ技術の多くは、ある特定のセッティングにおける音の静的なスナップショットを切り取る方式が主流でした。
しかし、NEURIGに搭載された「DNA(Dynamic Neural Archive)Engine」は、この常識を覆すハイブリッド・アプローチを採用しています。

回路ブロックごとの個別ラーニングによる有機的なレスポンス
DNA Engineは、アンプの回路ブロックごとに最適なニューラル処理を割り当てています。
ゲインやイコライザー(EQ)のノブを動かした際に生じる複雑な音色変化や、前段・後段の回路が相互に及ぼす影響を個別にラーニングさせているため、ノブ操作に対する追従性が極めて有機的です。
ピッキングの強弱やギター側のボリューム操作に対する反応も極めて滑らかで、実機チューブアンプの前に立ってボリュームを上げたときのような、ダイナミックな弾き心地と音の粘りを忠実に体感できます。
特定ポイントの出音をなぞるだけでは得られない「本物のアンプを操っている感覚」が、指先にダイレクトに伝わります。
多彩なアンプ&ストンプのDNAモデルをプリセット
本体内には、DNA Engineによって精密にモデリングされた10種類のギターアンプ、10種類のアンプヘッド、そして10種類のドライブペダルが標準搭載されています。
定番のヴィンテージトーンからモダンハイゲイン、名作オーバードライブの挙動まで、妥協のないクオリティで即座に呼び出すことが可能です。
オープンソース規格「NAM A2 Lite」ネイティブ対応の衝撃
NEURIGの大きな強みのひとつが、ギターコミュニティで急速に支持を広げているオープンソースのニューラルモデリング規格「NAM(Neural Amp Modeler)A2 Lite」へのネイティブ対応です。
専用アプリ「SessionZ Pedal」を経由してコミュニティサイト「TONE3000」に接続することで、世界中のユーザーやエンジニアが共有している70万以上のNAMファイルを無料で本体に取り込むことができます。
伝説的なヴィンテージアンプ、個人製作のブティックペダル、こだわりのマイクアレンジが施されたシグナルチェーンなど、無限とも言えるサウンドライブラリをそのままNEURIG上で演奏可能です。
ロードしたNAMファイルは特別な扱いを必要とせず、NEURIGの内蔵エフェクトと同じ自由度でシグナルチェーン内にシームレスに組み込めます。
内蔵エンジンとオープンソース資産がシームレスに融合する柔軟性は、これまでのマルチエフェクターには見られなかった大きな魅力です。
ペダルボードの操作性を1台で再現する「RIG機能」
ライブやリハーサルにおける実用性も徹底的に追求されています。
NEURIGの「RIG機能」は、大規模なプログラマブル・スイッチャーを組み込んだペダルボードの操作感を、コンパクトな本体内で完全再現します。
最大14個のエフェクト設定やON/OFF状態を、本体に備えられた4つのフットスイッチへ自在にアサイン可能です。
例えば、ひとつのRIG(仮想ボード)の中で「クリーン」「バッキング」「リード1」「リード2」といった4つの音色を割り当てておけば、フットスイッチを踏むだけで瞬時に切り替えられます。
パッチチェンジ時にありがちな音切れは一切なく、ディレイやリバーブの残響を残したまま次の音色へ移行するシームレスなトランジションを実現。
演奏の流れを途切れさせることなく、ステージ上での自然なアンサンブルを維持できます。
本体には75種類のプリセットRIG(計300音色)が内蔵されており、ユーザー自身で最大200種類のRIGを構築可能です。
次世代クラウドサービス「SessionZ Pedal」によるスマートな体験
NEURIGは内蔵Wi-Fiを搭載しており、ZOOM初のクラウドサービス「SessionZ Pedal」と連携することで、単なるエフェクターの枠を超えたスマートデバイスへと進化します。
AIプロンプトによる直感的な音作り
エフェクターのパラメータ操作に不慣れな方でも、言葉を入力するだけでAIがサウンドを自動構築してくれます。
「80年代ハードロックの伸びやかなギターソロ」「ローファイで暖かみのあるネオソウルトーン」といったプロンプトを投げるだけで、最適なアンプ、エフェクト、パラメータの組み合わせが提案されます。
AIステム分離とフットスイッチ連動のセッション機能
練習環境を激変させるのが、AIステム分離機能です。
既存の楽曲音源からギタートラックだけを抜き出して耳コピを容易にしたり、逆にギターパートをミュートしたマイナスワントラックを生成してバンド練習を行うことができます。
さらに、NEURIG本体のフットスイッチを使って、スマートフォン上で再生中のYouTubeや楽曲のトランスポート(再生/停止/早送り/巻き戻し/10秒スキップ)を足元で操作可能です。
ギターから手を離すことなく、動画レッスンやバッキングトラックに合わせた反復練習に没頭できます。
実機トーンを保存するキャプチャと拡張ストア
本体のSEND/RETURN端子にお気に入りのアンプやドライブペダルを接続すれば、その音響特性をキャプチャしてNEURIG内で使用できる機能も搭載。
データはWi-Fi経由でTONE3000に送信され、自動的にNAM A2モデルとして生成されます。
また、年内にはDNA Engineによる高精度アンプモデル等を追加購入できる「SessionZ Store」、来春には世界中のギタリストと音色データを共有できるシェア機能のローンチも予定されており、購入後も常に最新のトーンを取り込み続けられるエコシステムが整えられています。
妥協のないプロスペックとモビリティ
サウンドとソフトウェア機能だけでなく、ハードウェアの基本性能も極めて高水準です。
- 32bitフロート処理:余裕のあるヘッドルームと極めて高いS/N比を確保し、繊細なニュアンスも原音を損なわずにクリアに出力。
- デュアルタッチスクリーン:2インチの画面を2基配置し、メインメニューとサブメニューを同時に確認・操作可能。ステージ上でも迷わない視認性と操作性を両立。
- 大容量IRローダー:最大2048サンプルの解像度に対応し、最大50個の外部IRデータを読み込み可能。22種類のマルチレイヤーIRキャビネットも標準搭載。
- 充実のルーティングと端子群:シリーズ/パラレル/スプリットの柔軟な接続に加え、4ケーブルメソッド対応のSEND/RETURN、3.5mm TRS MIDI端子、Bluetoothオーディオ、48kHz/32bitフロート対応USBオーディオインターフェースを装備。
- バッテリー駆動&高剛性ボディ:充電式リチウムイオンバッテリーで約4.5時間の連続駆動に対応。堅牢なアルミダイキャスト製筐体ながら重量約850g、スリム設計でギグバッグのポケットにすっきり収まります。
まとめ
ZOOM NEURIGは、回路の振る舞いそのものを再現する「DNA Engine」によるリアルなアンプフィールと、世界的な資産を活用できる「NAM A2 Lite」の対応によって、デジタルアンプモデラーの表現力を新たな領域へと押し上げました。
シームレスな音色切り替えを実現するRIG機能、AIとクラウドを駆使した直感的なサウンドメイキングや練習機能、そしてバッテリー内蔵による高い機動性は、自宅でのクリエイティブワークからスタジオ、ライブハウスまであらゆる場面でギタリストの強力な武器となります。
従来のマルチエフェクターに物足りなさを感じていた方も、ぜひNEURIGがもたらす有機的なトーンと最先端の演奏体験を体感してみてください。
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