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【DTM初心者向け】DTMを始めるには何が必要?必要な機材と専門用語を解説!

DTM 2026.09.06 公開

「自分でオリジナル曲を作ってみたい」「ボカロ曲やアニソンのようなかっこいい音楽をPCで制作してみたい」と思ったことはありませんか?
パソコンを使った音楽制作は「DTM(デスクトップミュージック)」と呼ばれ、今やプロだけでなく誰でも気軽に始められる趣味として人気を集めています。

しかし、いざ始めようと調べてみると、「オーディオインターフェース」「DAW」「プラグイン」「MIDI」など、聞き慣れない専門用語や機材の名前がたくさん出てきて、「難しそう……」「自分にもできるのかな?」と不安になってしまう初心者の方も少なくありません。

そこで本記事では、DTM初心者の方に向けて、DTMを始めるために本当に必要な機材と、最初に覚えておくと作業がスムーズになる基本の専門用語をわかりやすく優しく解説します。
専門的な難しい知識がなくても大丈夫です。

まずは一歩ずつ、音楽制作の世界をのぞいてみましょう!

そもそもDTMとは?初心者が知っておくべき基本

DTMとは「DeskTop Music(デスクトップ・ミュージック)」の略で、パソコンを使って音楽を制作する行為全般を指す和製英語です。
海外では一般的に「Computer Music」や「Music Production」などと呼ばれます。

昔は、音楽を作るために高価な楽器や録音機材、大きなスタジオが必要でした。
しかし現在では、パソコンが1台あれば、ドラム、ベース、ピアノ、ストリングス(弦楽器)、シンセサイザーなど、あらゆる楽器の音を画面上で鳴らし、作曲から録音、編集、完成(マスタリング)まで自宅の机の上で完結できるようになっています。

楽器が演奏できなくても、楽譜が読めなくても、マウスでポチポチと音を並べていくだけで曲作りができるのがDTMの大きな魅力です。

DTMを始めるために必要な基本機材4選

DTMをスタートするにあたって、「最初に何を揃えればいいの?」と迷う方も多いはずです。
実は、最低限必要な機材はそれほど多くありません。まずは基本となる4つのアイテムを揃えましょう。

1. パソコン(Windows / Mac)

DTMの中心となるのがパソコンです。WindowsでもMacでもどちらでも制作可能ですが、音楽制作ソフトや音源はデータ量が大きいため、一般的な事務用パソコンよりも少し高めのスペックが求められます。

快適にDTMを行うための推奨スペックの目安は以下の通りです。

  • CPU:Intel Core i7 / Apple M1以上(Apple M2/M3以上がより快適)
  • メモリ(RAM):16GB以上(8GBだと多くの楽器を重ねたときに動作が重くなりやすい)
  • ストレージ(SSD):512GB以上のSSD(音源データが大きいため、HDDではなく高速なSSDが必須)

すでにお持ちのパソコンがある場合は、まずはそのPCで動作するか試してみて、パワー不足を感じたら買い替えるという流れでも問題ありません。

2. DAWソフト(音楽制作ソフト)

DAW(ディー・エー・ダブリュー、またはダウ)は「Digital Audio Workstation」の略で、パソコン上で音を打ち込んだり、録音したり、編集したりするためのメインソフトです。
DTMをする上で必須のアプリケーションとなります。

代表的なDAWソフトには以下のようなものがあります。

  • Cubase(キューベース):日本で最も利用者が多く、ポップスやアニソン制作に定番。解説本やネットの情報が豊富で初心者に安心。
  • Logic Pro(ロジックプロ):Mac専用ソフト。プロ仕様の音源やエフェクトが豊富に付属しており、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。
  • Studio One(スタジオワン):動作が軽快で、画面の見やすさと直感的な操作感が人気急上昇中のソフト。
  • FL Studio(エフエルスタジオ):EDMやヒップホップなどのクラブミュージック制作に強く、海外で絶大な人気を持つ。
  • Ableton Live(エイブルトンライブ):ループ素材を使った作曲やライブパフォーマンスに強いソフト。

無料のお試し版(体験版)や機能限定の入門版が用意されているソフトも多いので、まずは気になるものを触ってみるのがおすすめです。

3. オーディオインターフェース

オーディオインターフェースとは、パソコンと「マイク」「楽器(ギターなど)」「ヘッドホン」「スピーカー」を高音質でつなぐための専用機器です。

「パソコン本体のイヤホンジャックじゃダメなの?」と思うかもしれませんが、一般的なPCのイヤホン端子では、音の遅延(鍵盤を押してから音が鳴るまでのズレ)が発生したり、ノイズが入ったりして正確な音楽制作が難しくなります。
オーディオインターフェースを導入することで、クリアな高音質での再生・録音が可能になり、遅延も大幅に軽減されます。

初心者のうちは、1万〜2万円前後で購入できるエントリーモデル(Steinberg UR22CやFocusrite Scarlett Soloなど)で十分にプロクオリティの環境が作れます。

4. モニターヘッドホン(またはモニタースピーカー)

音楽制作では、音が正確に聴こえる「モニター用」のヘッドホンやスピーカーが必要です。

普段リスニング用に使っているイヤホンやヘッドホンは、低音が強調されていたり音の広がりが強調されていたりして、音楽を気持ちよく聴くための味付けがされています。
対してモニター用機器は、原音に忠実で、音のバランスや細かなノイズをチェックできるように設計されています。

部屋の防音環境や予算を考えると、まずは1万円〜2万円前後の密閉型モニターヘッドホン(Sony MDR-CD900ST、Audio-Technica ATH-M50xなど)を1つ手に入れるのが最もおすすめです。

あると作業が劇的に快適になるステップアップ機材

基本機材に加えて、予算に余裕があればぜひ揃えたい機材をご紹介します。

MIDIキーボード

MIDIキーボードは、パソコンに音の演奏データ(音の高さや強さ、長さ)を入力するための電子鍵盤です。
本体自体から音は出ず、DAW上の楽器を鳴らすためのコントローラーとして機能します。

マウスだけでも音符を打ち込むことはできますが、MIDIキーボードがあれば、鍵盤を弾いて直感的にメロディやコード(和音)を入力できるため、制作スピードが格段にアップします。
ピアノが弾けない方でも、机の上に置ける小型の25鍵〜37鍵や、コード確認用の49鍵モデルがあると非常に便利です。

マイク(ボーカルや生楽器を録音したい場合)

歌ってみたの録音や、アコースティックギターなどの生楽器を録音したい場合は、マイクが必要になります。

マイクには主に2つの種類があります。

  • ダイナミックマイク:耐久性が高く、周囲の余計な生活音を拾いにくいマイク(例:SHURE SM58)。扱いやすく初心者向け。
  • コンデンサーマイク:感度が高く、息遣いや繊細な声のニュアンスまでクリアに拾えるマイク(例:Audio-Technica AT2020)。ボーカル録音の本格派に人気。

【これだけは押さえよう】初心者が知っておくべきDTM専門用語集

DTMの解説記事や動画を見ていると、たくさんの専門用語が出てきます。
ここでは、初心者が最初につまずきやすい基本の専門用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。

システム・環境に関する専門用語

  • DAW(ダウ):デジタル・オーディオ・ワークステーションの略。
    作曲・録音・編集を行うメインソフトのこと。
  • プラグイン(Plugin):DAWの機能を拡張するための追加プログラム。
    楽器の音を増やす「音源プラグイン」と、音を加工する「エフェクトプラグイン」がある。
  • VST / AU / AAX:プラグインの規格(規格形式)。Windowsでは「VST」、Macでは「AU」などが一般的。
  • レイテンシー(Latency):鍵盤を弾いたり歌を歌ったりしてから、ヘッドホン等から音が聴こえるまでの「音の遅延時間」。オーディオインターフェースの設定で調整可能。
  • ドライバ(Driver):パソコン本体とオーディオインターフェースなどの周辺機器を正しく連動させるためのソフトウェア。

制作・打ち込みに関する専門用語

  • MIDI(ミディ):演奏情報(音の高さ、強さ、長さ、タイミングなど)をやり取りするための世界共通規格のデータ。
    MIDIそのものは音の波形ではなく「楽譜データ」のようなもの。
  • 打ち込み:マウスやMIDIキーボードを使って、DAWの画面上に音符(MIDIデータ)を入力していく作業のこと。
  • ピアノロール:DAW画面上で、縦軸に鍵盤(音の高さ)、横軸に時間(小節や拍)を表示して音符を配置する編集画面。
  • ベロシティ(Velocity):音を鳴らす強さ(打鍵の強弱)を表す数値。
    0〜127の数値で表され、強弱をつけることで人間らしい演奏感を再現できる。
  • クオンタイズ(Quantize):演奏で少しズレてしまった音符のタイミングを、グリッド(小節や拍の基準線)に合わせて自動で正確な位置に補正する機能。
  • BPM(Beats Per Minute):曲のテンポ(速さ)を表す単位。
    1分間に刻む拍の数を指す(例:BPM120は1分間に120拍)。

音作り・ミックスに関する専門用語

  • トラック(Track):ボーカル、ドラム、ギターなど、それぞれの楽器の音が録音・配置される帯(レーン)のこと。
  • ミックス(Mixing):各トラックの音量バランス、左右の位置関係、音質を整えて、1つのまとまりある曲に仕上げる作業。
  • マスタリング(Mastering):ミックスが終わった楽曲全体の最終的な音圧や音質を整え、CDや配信に適した最終音源データを出力する作業。
  • EQ(イコライザー):音の周波数(低音・中音・高音)を個別に持ち上げたり削ったりして、音色を整えるエフェクター。
  • コンプレッサー(Comp):音の強弱の差を縮め、大きすぎる音を抑えて全体の音量を均一に揃えるエフェクター。
  • リバーブ(Reverb):お風呂場やコンサートホールのように、音に空間的な残響(響き)を付加するエフェクター。
  • ディレイ(Delay):やまびこのように、音を遅らせて繰り返すエフェクター。
  • パン(Pan / Panning):その楽器の音をステレオ空間の左・中央・右のどこから聴こえるように配置するかを設定する機能。

初心者がDTMを挫折せずに楽しむための3つのコツ

DTMは覚えることが多く、最初に少しだけ壁を感じてしまうことがあります。
初心者の方が挫折せずに楽しく上達するためのポイントをまとめました。

1. 最初から高額な機材や有料プラグインを買いすぎない

DTMの世界には魅力的な有料音源やプラグインがたくさんありますが、最初からすべてを揃える必要はありません。
現代のDAWソフトには、最初から高品質な楽器やエフェクトが豊富に付属しています。
まずは付属の音源だけで1曲作ってみて、「どうしてもこの音が欲しい」と感じたタイミングで買い足していくのが失敗しないコツです。

2. 短い曲や好きな曲の「耳コピ」から始める

いきなり5分間のフルコーラスを作ろうとすると、途中で息切れしてしまいがちです。
まずは「サビの8小節だけ作る」「好きな曲のドラムとベースだけ真似して打ち込んでみる(耳コピ)」といった小さなステップから始めましょう。
短いフレーズでも完成させる達成感を味わうことが上達への近道です。

3. 専門用語は作業しながら自然に覚える

用語集を丸暗記しようとする必要はまったくありません。
「曲を作っていてわからない単語が出てきたら調べる」というスタンスで十分です。
実際にソフトを触りながらエフェクターをかけたり打ち込んだりするうちに、用語の意味は自然と身体に馴染んでいきます。

まとめ

今回は、DTMを始めたい初心者の方に向けて、必要な基本機材と押さえておきたい専門用語を解説しました。

DTMに必要な基本機材は以下の4つです。

  • パソコン:DTM制作の中心(メモリ16GB・SSD推奨)
  • DAWソフト:作曲・録音・編集を行う音楽制作ソフト
  • オーディオインターフェース:高音質な入出力と遅延防止のための機器
  • モニターヘッドホン:正確な音を聴くための原音忠実なヘッドホン

専門用語が多くて最初は難しそうに感じるかもしれませんが、机とPCさえあれば誰でも自分だけの音楽を作り出せるのがDTMの最大の魅力です。
まずは体験版ソフトや入門セットを使って、音を鳴らす楽しさを体験してみてください。

あなたの思い描く音楽が形になる素晴らしいクリエイティブライフを応援しています!