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音楽制作を始めたい方や、本格的なDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の導入を検討している方にとって、必ずと言っていいほど名前が挙がるのがSteinberg社の「Cubase(キューベース)」です。
プロの現場から初心者まで、圧倒的なシェアを誇るCubaseですが、「自分の目的に合うのはどのグレードなのか」「何ができるソフトなのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Cubaseの基本的な特徴から、Pro・Artist・Elementsといった各グレードの違いまでを徹底的に解説します。
ご自身のスキルや予算に合わせた最適な選び方が分かる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Cubaseとは?音楽制作ソフト(DAW)の代名詞

Cubaseとは、ドイツのソフトウェア会社であるSteinberg(スタインバーグ)社が開発・販売している音楽制作ソフトウェア(DAW)です。
1989年の登場以来、長年にわたってアップデートを重ね、世界中の音楽プロデューサー、作曲家、エンジニア、そして趣味で音楽を作るクリエイターに愛用されています。
J-POPやアニメソング、ボカロ曲、劇伴、EDMまで、日本の音楽業界においては非常に高いシェアを誇っており、「困ったらCubaseを選んでおけば間違いない」と言われるほどのスタンダードな存在です。
オーディオの録音、MIDIによる打ち込み、ミックス、マスタリングまで、音楽制作に必要なすべての工程を一つのソフト内で完結させることができます。
Cubaseの主な特徴と選ばれる理由
数あるDAWソフトの中で、なぜCubaseがこれほどまでに支持を集めているのでしょうか。
ここでは、Cubaseの代表的な特徴を4つのポイントに分けて解説します。
1. 圧倒的な音質の良さと安定性
音楽制作において最も重要な要素の一つが「音質」です。Cubaseは内部処理のエンジンが非常に優れており、音の解像度が高く、クリアで立体感のあるミックスが可能です。
また、動作の安定性にも定評があり、大規模なプロジェクトで多数のプラグインを立ち上げてもクラッシュしにくい信頼性を持っています。
2. 直感的で効率的な作曲をサポートする機能
Cubaseには、クリエイターのひらめきを形にするための強力な機能が多数搭載されています。
例えば、コード進行を視覚的に管理できる「コードトラック」や、コード進行に合わせてメロディや音符を自動で追従させる機能など、音楽理論に自信がない人でもスムーズに楽曲制作を進められる工夫が凝らされています。
3. 初心者からプロまで対応する柔軟性
後述するように、Cubaseには予算や目的に応じた複数のグレードが用意されています。
エントリーモデルであれば手頃な価格で購入でき、ステップアップしたい時には上位版へスムーズに移行できます。
インターフェースも洗練されており、初心者でも使い方を覚えやすい点が大きな魅力です。
4. VST規格の発祥地ならではの拡張性
Cubaseを開発したSteinberg社は、現在世界中のDAWで標準となっている「VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジー)」というプラグイン規格を作った会社です。
そのため、サードパーティ製の高品質なインストゥルメント(音源)やエフェクトとの親和性が非常に高く、環境を拡張しやすいという強みがあります。
Cubaseのグレード一覧と位置づけ
Cubaseには、ユーザーのニーズに合わせていくつかのグレードが用意されています。
大きく分けると、プロフェッショナル向けの最上位版、中級者向けの標準版、そして初心者向けのエントリー版があります。
現在のラインナップにおける主要な3つのグレードは以下の通りです。
- Cubase Pro(最上位・プロフェッショナル向け)
- Cubase Artist(中級・標準グレード)
- Cubase Elements(エントリー・初心者向け)
このほかに、さらに機能を絞った最安価な「Cubase LE」なども存在しますが、一般的に購入を検討する際は上記の3つが対象となります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
Cubase Pro・Artist・Elementsの違いを徹底比較
「どのグレードを買うべきか」は、多くの人が悩むポイントです。
ここでは、Pro、Artist、Elementsの機能面や価格面での違いを比較しながら、それぞれの特徴を解説します。
Cubase Pro(最上位グレード)の特徴

Cubase Proは、プロの音楽家や商業スタジオの現場で使われている、妥協のないフラッグシップモデルです。トラック数やプラグインの数に制限がなく、思い描くすべての音楽制作を行うことができます。
最大の強みは、ボーカルのピッチ修正を完璧に行える「VariAudio」や、マルチマイクの位相を自動調整する機能、高度なサラウンド・立体音響(Dolby Atmosなど)の制作機能が搭載されている点です。
プロとして音楽活動をする方や、将来的に音楽を仕事にしたいと考えているのであれば、最初からProを選んでおくのが最も確実です。
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Cubase Artist(中級・標準グレード)の特徴

Cubase Artistは、本格的な楽曲制作を楽しみたい中級者向けの標準グレードです。
プロ版から一部の高度な機能(VariAudioのフル機能や高度なサラウンド機能など)が省かれていますが、作曲、編曲、レコーディング、ミックスを行うための基本機能はほぼ網羅されています。
オーディオトラックやMIDIトラックの数も十分に確保されており、一般的なポップスやバンドサウンドを作る上で不便を感じることはほとんどありません。
価格と機能のバランスが非常に優れており、趣味として本気でDTMに取り組みたい方に一番人気のグレードです。
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Cubase Elements(エントリーグレード)の特徴

Cubase Elementsは、DTMをこれから始める初心者向けのリーズナブルなエントリーモデルです。
手頃な価格でありながら、Cubaseならではの高音質なエンジンや基本的な編集機能を使うことができます。
ただし、トラック数や同時使用できるプラグインの数に制限があり、一部の高度な編集ツールは使用できません。
まずは「DAWを使った作曲が自分に合っているか試してみたい」「簡単な弾き語りやボカロ曲の制作から始めたい」という方に向いています。
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機能比較表:Pro・Artist・Elementsのスペック
主要なスペックを分かりやすく表で比較します。
| 機能・項目 | Cubase Pro | Cubase Artist | Cubase Elements |
|---|---|---|---|
| オーディオトラック数 | 無制限 | 128 | 64 |
| MIDIトラック数 | 無制限 | 512 | 64 |
| インストゥルメントトラック | 無制限 | 128 | 24 |
| 付属音源・楽器数 | 8種(3,000+音色) | 8種(2,600+音色) | 3種(1,000+音色) |
| エフェクトプラグイン数 | 90+ | 80+ | 48+ |
| VariAudio(ピッチ修正) | 〇(最新版) | 一部制限あり | × |
| コードパッド・トラック | 〇 | 〇 | 〇 |
※バージョンによって仕様が一部異なる場合がありますので、購入前に公式サイトの最新情報も必ずご確認ください。
あなたに最適なCubaseのグレードの選び方
ご自身の状況に照らし合わせて、どのグレードを選ぶべきかの目安をまとめました。
Cubase Proがおすすめな人
- プロの作曲家やア編曲家を目指している、またはすでに仕事として音楽を作っている
- ボーカルのピッチやタイミングを細かく、妥協なく修正したい
- 将来的に機能制限で悩みたくないので、最初から最高峰の環境を手に入れたい
- ゲーム音楽や映画音楽など、サラウンドや立体音響の制作に興味がある
Cubase Artistがおすすめな人
趣味として本格的にオリジナル曲を作りたい、ボカロPとしてクオリティの高い楽曲を公開したいと考えているなら、Cubase Artistがベストバランスです。
価格を抑えつつも、楽曲制作で「やりたいこと」の大部分を実現できます。
Cubase Elementsがおすすめな人
DTM初心者で、まずは低予算で音楽制作の世界を覗いてみたい方におすすめです。
操作に慣れてから、必要に応じて上位版へ「アップグレード版」を購入して移行することも可能です。
まとめ
今回は、音楽制作ソフトの代名詞であるCubaseの特徴や、Pro・Artist・Elementsの各グレードの違いについて詳しく解説しました。
Cubaseは音質の良さや優れたワークフロー、豊富な機能を持つ非常に信頼性の高いDAWです。
ご自身の予算や音楽制作にかける熱量に合わせて最適なグレードを選ぶことで、ストレスなく創作活動に没頭することができます。
どのグレードにするか迷ったときは、予算が許すのであればArtist以上を選んでおくと、後々の機能不足に悩まされにくいためおすすめです。
ぜひCubaseを手に入れて、あなただけの素晴らしい音楽制作をスタートさせてください。
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