重厚で太いサウンドと美しいルックスで、世代を超えて多くのギタリストを魅了し続ける「レスポールタイプギター」。
ロックやブルースはもちろん、ポップスやハードロックなど多様なジャンルで活躍するエレキギターの金字塔です。
しかし、本家ギブソン(Gibson)のハイスペックなモデルから、初心者でも手の届きやすいエントリーモデル、高い品質を誇る国産ブランドまで数多くの選択肢が存在します。
「自分にはどのレスポールが合っているのだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、レスポールタイプギターの選び方を詳しく解説するとともに、初心者向けから本格派向けまで厳選したおすすめモデル10選をご紹介します。
ぜひ、あなたにぴったりの相棒を見つける参考にしてください。
レスポールタイプギターを選ぶ3つのポイント

自分に合ったレスポールタイプギターを選ぶために、まずは押さえておきたい3つのチェックポイントを解説します。
1. ピックアップの種類(ハムバッカーとP-90)
レスポールタイプのサウンドを決定づける大きな要素が「ピックアップ(マイク)」です。
主に以下の2種類が存在します。
- ハムバッカー(Humbucker):2つのコイルを組み合わせた構造で、ノイズが少なくパワフルで甘いトーンが特徴。重厚なロックや歪みサウンドに最適で、レスポールの王道スペックです。
- P-90:シングルコイルの一種で、ハムバッカーよりも歯切れが良く、一般的なシングルコイルよりも太い音が特徴。歯切れの良いクランチトーンやカッティングに向いています。
重厚でファットなサウンドを求めるならハムバッカー搭載モデル、キレのあるサウンドやヴィンテージ感を好むならP-90搭載モデルを選ぶのがおすすめです。

2. 重量とネックの太さ(演奏性)
レスポールは一般的にマホガニー材をボディに使用しているため、ストラトキャスターなどに比べて重量が重い傾向があります(平均約4.0kg〜4.5kg)。
立ち姿での演奏時間が長い方や女性、小柄な方は、内部をくり抜くことで軽量化を図った「ウェイトリリーフ加工」が施されたモデルを選ぶと身体への負担が軽減されます。
また、ネックの太さも年代やモデルによって異なります。「50年代スタイル(50s)」はしっかりとした太さがあり握り込みやすい反面、「60年代スタイル(60s)」は薄型で手の小さい方でもスムーズに運指できます。
自分の手の大きさや好みの演奏感に合わせて選ぶことが大切です。
3. 予算とブランドの違い
レスポールタイプギターの価格帯は、数万円のエントリーモデルから100万円を超えるハイエンドモデルまで様々です。
- 本家ギブソン(Gibson):「レスポール」の商標を持つオリジネーター。最高峰のサウンドと所有感を得られますが、価格は20万円台〜と高価格帯になります。
- エピフォン(Epiphone):ギブソン傘下のブランドで、唯一「Les Paul」の名を正式に使用可能。本家の設計思想を受け継ぎつつ、3万円〜10万円前後で購入可能です。
- 国内・その他ブランド(Tokai、Fujigen、Edwardsなど):精巧な作りと組み立て精度の高さ(いわゆるジャパンクオリティ)で高い評価を得ているブランド。10万円〜20万円台で非常に高いクオリティを誇ります。
レスポールタイプギターおすすめモデル10選
ここからは、予算や演奏レベルに合わせて厳選したおすすめのレスポールタイプギター10選をご紹介します。
1. Epiphone / Les Paul Studio
「Epiphone Les Paul Studio」は、装飾をシンプルにすることでコストパフォーマンスを高めた人気モデルです。
装飾こそ控えめですが、ボディには本家同様のマホガニーを使用し、レスポールらしい力強いサウンドを生み出します。
ウルトラモダン・ウェイトリリーフ加工により軽量化されているため、長時間の練習でも疲れにくいのが特徴。
初めてレスポールを手にする初心者から、扱いやすいセカンドギターを探している方まで広くおすすめできます。
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2. Epiphone / Inspired by Gibson Les Paul Standard ’50s

ギブソンの伝統的な1950年代製レスポールを再現した「Inspired by Gibson」シリーズの人気モデルです。
美しいメイプルトップとマホガニーバックの組み合わせにより、太く粘りのあるクラシックロックサウンドを楽しめます。
CTS製ポットやProBuckerピックアップを採用するなど、電装系にも妥協がありません。
50年代特有のしっかりとした太めのネックグリップが好きで、手頃な価格で本物志向のルックスとサウンドを手に入れたい方に最適です。
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3. GrassRoots / G-LP-60S
日本を代表するハイエンドギターブランドESPのファミリーブランド「GrassRoots」が手掛けるモデルです。
手頃な価格ながら、レスポールタイプの王道スタイルを忠実に再現しています。
フレイムメイプル調の美しい木目トップが魅力的で、見た目の高級感も抜群。
セットネック構造を採用しているためサステイン(音の伸び)も良好で、予算を抑えつつ本格的なレスポールタイプからギターを始めたい方にぴったりです。
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4. Bacchus / Universe Series BLP-FMH/R
長野県に拠点を置くディバイザー社のブランド「Bacchus」のエントリーモデルです。
ボディトップにフレイムマホガニーを使用しており、シースルーカラー仕上げの個性的なルックスが目を惹きます。
価格を大幅に抑えながらも、組み込み精度やチューニングの安定性に定評があります。
コストパフォーマンスを最優先にしながらも、クオリティの高いギターで練習をスタートしたい初心者におすすめです。
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5. Gibson / Les Paul Studio

本家ギブソンのラインナップの中で、最も実用的かつ手の届きやすいモデルが「Les Paul Studio」です。
バインディングなどの装飾を排しつつも、アメリカのギブソン工場で生産される純粋な本家サウンドを誇ります。
ピックアップのコイルタップ機能を備えているモデルも多く、シングルコイル風のシャープなサウンドを出すことも可能。
ライブハウスや録音現場でタフに使える「本物のギブソン」を求める方に最適です。
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6. Gibson / Les Paul Standard ’60s

レスポールの象徴とも言える王道モデル「Les Paul Standard」の1960年代スペック再現モデルです。AAグレードのフレイムメイプルトップとニトロセルロースラッカー塗装が美しく、所有感を満たしてくれます。
’60sモデルは「スリムテーパーネック」を採用しているため、薄型で演奏性が高く、速弾きや複雑なコードワークもスムーズに行えます。
伝統の歪みサウンドと扱いやすさを高い次元で両立させた、本格派プレイヤーへ向けた至高の一本です。
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7. Gibson / Les Paul Classic
60年代スタイルの薄型ネックに、モダンな機能性を融合させた「Les Paul Classic」。
ゼブラカラーのBurstbucker 61ピックアップを搭載し、オープンタイプならではの明瞭でパンチの効いたサウンドを出力します。
各コントロールノブのプッシュ/プル操作により、コイルタップ、フェイズ切替、バイパス設定が可能。
クラシカルな外観でありながら、非常に幅広い音作りができるため、多様なジャンルを演奏するギタリストにおすすめです。
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8. PLAYTECH / LP400 Flame Top Lemon Burst

コストパフォーマンスを重視してレスポールタイプを選びたい方に注目したいのが、PLAYTECHの「LP400 Flame Top Lemon Burst」です。
レスポールらしいシングルカッタウェイのボディにフレイムメイプルを思わせるトップを採用し、華やかなルックスに仕上げられています。
ハムバッカーを搭載しているため、レスポールタイプらしい太くパワフルなサウンドを楽しめるのも魅力。
初めてレスポールタイプを購入する方や、できるだけ予算を抑えてロック向けのギターを手に入れたい方におすすめのモデルです。
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9. Michael Kelly Guitars / Patriot Decree Caramel Burst

個性的なルックスと幅広いサウンドを求めるなら、Michael Kelly Guitarsの「Patriot Decree Caramel Burst」も候補に入ります。
美しいCaramel Burstカラーとフレイムトップを組み合わせた華やかな外観が特徴で、ステージ上でも存在感を発揮します。
レスポールタイプらしい太く厚みのあるサウンドをベースにしながら、幅広いジャンルに対応しやすい仕様にまとめられているのもポイント。
王道のレスポールスタイルをベースに、少し個性的なモデルを選びたいギタリストにおすすめです。
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10. TOKAI / LS-101F LD

国産レスポールタイプを探している方におすすめしたいのが、TOKAIの「LS-101F LD」です。伝統的なレスポールスタイルを踏襲しながら、フレイムメイプルトップを採用した華やかなルックスが魅力のモデルです。
マホガニー系のボディとメイプルトップによるレスポールらしい構造をベースに、ハムバッカーならではの太く力強いトーンを楽しめます。
Gibson系の王道スタイルを求めつつ、国産ブランドならではの作りの良さにもこだわりたい方に適したモデルです。
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レスポールタイプギターを購入する際の注意点
レスポールタイプのギターは魅力的な反面、他の形状のエレキギターとは異なる特有の構造を持っています。
購入・使用にあたっては以下の点に注意しましょう。
ヘッド折れ(ネックの傾斜角度)への配慮
レスポールはヘッド部分に約14〜17度の傾斜がついており、これによって強い弦振動とサステインを生み出しています。
しかし、その構造上、ギターを倒してしまうとヘッドの根元に衝撃が集中し、首折れ(ヘッド折れ)の原因になりやすいです。
立てかけて置くことは避け、必ず頑丈なギタースタンドやハードケースに収納して保管するよう心がけましょう。
ストラップロック(ロックピン)の導入
レスポールは重量があるため、立奏中にストラップがピンから外れると落下事故につながりやすいです。
安全に演奏を楽しむためにも、購入時に「ストラップロック(外れ防止の金属パーツ)」を取り付けることを強くおすすめします。

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まとめ
レスポールタイプギターは、重厚なサウンドと美しいデザイン、そして豊かなサステインが魅力のエレキギターです。
予算を抑えて気軽に始めたい初心者には「Epiphone」や「GrassRoots」、ジャパンクオリティの演奏性を求める方には「Tokai」や「Fujigen」、一生モノの本家サウンドを手に入れたい本格派には「Gibson」がおすすめです。
自分の演奏スタイルや予算、好みのサウンドに合わせて、最高のパートナーとなる1本を見つけてみてください。
