「そろそろ5弦ベースに挑戦してみたいけれど、どれを選べばいいかわからない」「4弦とは何が違うの?」と悩んでいませんか?
近年の音楽シーンでは、ヘヴィなロックからモダンなポップス、ジャズやフュージョンまで、幅広いジャンルで5弦ベースが活躍しています。
しかし、モデル数が多く価格帯もさまざまなため、初心者にとっては最初の1本を選ぶハードルが高く感じられるかもしれません。
せっかく購入するなら、自分のプレイスタイルや予算にぴったり合った、弾きやすいモデルを選びたいものです。
この記事では、初めての5弦ベースの選び方を分かりやすく解説するとともに、初心者におすすめの厳選モデル5選をご紹介します。5弦ベースの魅力を存分に味わえる1本を見つけてみましょう。
5弦ベースの魅力と4弦との違い
5弦ベースの最大の魅力は、なんといっても4弦ベースよりも低い音(Low-B)が出せる点にあります。
通常の4弦ベースは「E-A-D-G」のチューニングですが、5弦ベースにはさらに太い低音弦が1本追加され、「B-E-A-D-G」となります。
このLow-B弦があることで、2音半低い重低音を鳴らすことが可能になり、バンドサウンド全体の厚みが増します。
また、音域が広がることでポジション移動の選択肢が増え、指板上を縦横無尽に移動しなくても同じフレーズが弾けるようになるというメリットもあります。
一方で、ネックが太くなり重さが増すため、最初は左手のフォームや右手のミュートに戸惑う初心者も少なくありません。
しかし、正しい選び方と少しの慣れがあれば、初心者であってもスムーズに5弦ベースへと移行することができます。
初心者が失敗しない5弦ベースの選び方
初めて5弦ベースを選ぶ際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。価格や見た目だけで選んでしまうと、「低音がこもって使い物にならない」「ネックが太すぎて手が痛くなる」といった失敗につながりかねません。
ここでは、初心者必見の選び方を3つに分けて解説します。
スケール(弦長)の種類をチェックする
5弦ベースを選ぶ上で非常に重要なのが「スケール(弦長)」です。
一般的には「34インチ(ロングスケール)」が主流ですが、5弦ベースには「35インチ(スーパーロングスケール)」を採用しているモデルも多く存在します。
35インチは弦のテンション(張力)がしっかり得られるため、Low-B弦のハリが良く、輪郭のハッキリした低音が得られるのがメリットです。
しかし、手の小さい人や4弦からの持ち替えだと、ローフレットへの指の届きにくさを感じる場合があります。
初心者で弾きやすさを重視するなら、まずは一般的な34インチスケール、もしくは手の負担が少ないモデルを選ぶのが無難です。
ナット幅とネックの握りやすさを確認する
5弦ベースは弦が1本多い分、ネックの幅(ナット幅)がどうしても広くなります。
メーカーやモデルによってネックのシェイプ(削り方)や厚みが大きく異なるため、実際に楽器店で握ってみたり、スペック表のナット幅を確認したりすることが大切です。
一般的に、ナット幅が45mm前後のものが多く出回っていますが、スリムな握り心地を追求したモデルであれば、44mm以下や薄めのCシェイプを採用しているものもあります。
手の大きさは人それぞれ異なるため、自分の手に馴染む感覚を大切にしましょう。
アクティブかパッシブか(プリアンプの有無)
ベースの駆動方式には、電池を使用せず温かみのあるサウンドが特徴の「パッシブ」と、本体にイコライザー(プリアンプ)を内蔵し、手元で多彩な音作りが可能な「アクティブ」があります。
5弦ベースの場合、Low-B弦の音の輪郭をクリアにし、アンプやエフェクターと組み合わせてモダンなサウンドメイクを行いたいのであれば、アクティブ回路を搭載したモデルがおすすめです。
スイッチ一つでパッシブに切り替えられる「アクティブ・パッシブ両用」のモデルであれば、音作りの幅がさらに広がるため、初心者にも扱いやすいでしょう。
初めての5弦ベースにおすすめのモデル5選
ここからは、厳選した、初めての5弦ベースに本当におすすめできる5つのモデルをご紹介します。
コストパフォーマンスに優れた定番モデルから、本格派まで幅広くピックアップしました。
1. YAMAHA / BB735A

日本の楽器ブランド「ヤマハ」が誇る大人気シリーズの5弦モデルです。
伝統的なBBのルックスを継承しつつ、現代的なサウンドメイクに対応するアクティブ・プリアンプを搭載しています。
このモデルの大きな特徴は、ボディをジョイントする際にボルトを斜めに打ち込む「マイター・ボルテッド・ネックジョイント」を採用している点です。
これにより、ボディとネックの密着度が高まり、5弦の命とも言えるLow-B弦まで豊かな鳴りと優れたサスティーンを実現しています。
パッシブへの切り替えも可能で、あらゆるジャンルに対応できる万能な1本です。
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2. Ibanez / SR305E-MGB

「手が小さいから5弦は無理かも…」と諦めかけている初心者にぜひ試してほしいのが、アイバニーズのスタンダード・シリーズです。
驚異的な薄さを誇るネックグリップと、取り回しの良い軽量なボディが最大の特徴となっています。
リーズナブルな価格帯でありながら、独自の「PowerSpan Dual Coilピックアップ」と3バンドのイコライザーを搭載しており、手元でローミッドを効かせたモダンなサウンドからタイトなサウンドまで自由自在です。
初めて5弦を手にする際の「弾きにくさ」のハードルを最も低くしてくれるモデルと言えます。
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3. Squier by Fender / Classic Vibe Active ’70s Jazz Bass V

王道ブランド「Fender」の遺伝子を受け継ぎつつ、手の届きやすい価格を実現したスクワイヤーの5弦ジャズベースです。
ジャズベース特有の抜けの良いサウンドをベースにしながら、アクティブ回路を搭載しています。
ヴィンテージのルックスと現代的なパフォーマンスを融合するアクティブプリアンプを搭載しておおりは非常にモダンで、ロックやメタル、現代のポップスにもよく馴染みます。
4弦ジャズベースからの持ち替えでも違和感が少なく、王道のジャズベースサウンドで5弦に挑戦したい方に最適です。
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4. Sire / Marcus Miller V5

伝説的ベーシストであるマーカス・ミラーが監修を務め、世界中のベーシストから絶大な支持を集めているブランドです。
低価格帯でありながら、プロ仕様のスペックをふんだんに盛り込んでいる点が驚異的です。
オリジナルで開発された「Marcus Vintage-J Revolution Set」は非常に強力で、解像度の高い低音と、パッシブのような自然な温かみを両立しています。
さらに、ネックのエッジ部分が滑らかに処理される「ロールド・エッジ・フレットボード」を採用しており、長時間の練習でも手が痛くなりにくい抜群の演奏性を誇ります。
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5. Sterling by MUSICMAN / Ray5

ロックやパンク、ファンクなど、パワフルなベースサウンドを好むプレイヤーに絶大な人気を誇る「Music Man StingRay」の系譜を継ぐモデルです。
お馴染みのハムバッキング・ピックアップをリアに1基マウントした、武骨で力強いルックスが魅力です。
太く芯のあるブリッとしたサウンドは、アンサンブルの中で圧倒的な存在感を放ちます。
シンプルなコントロール設計であるため、複雑なスイッチングに迷うことなく、直感的に音作りを行いたい初心者にもおすすめです。
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初心者が5弦ベースを弾く上でのコツと注意点
お気に入りの5弦ベースを手に入れたら、実際に演奏する際のコツや注意点を知っておくことで、上達スピードが大きく変わります。
ここでは、初心者がつまずきやすいポイントを解消するアドバイスをご紹介します。
右手のミュートを徹底する
5弦ベースを弾く際、多くの初心者が悩まされるのが「予期せぬ弦の鳴り(ノイズ)」です。
弦が1本増えたことで、使っていない弦に手が触れてブーッと鳴ってしまったり、共振してしまったりすることがあります。
これを防ぐためには、右手の親指をLow-B弦やE弦の上にしっかりと乗せて、弾いていない低音弦を常にミュートする癖をつけることが大切です。
また、左手の余った指を弦に軽く触れさせておく「ダブルミュート」の技術も徐々にマスターしていきましょう。
Low-B弦を過信しすぎない
5弦ベースを手に入れると、つい「せっかくだからすべての曲でLow-B弦を使おう」と考えてしまいがちです。
しかし、楽曲のキーやアレンジによっては、通常の4弦の音域の方がバンドのアンサンブルに綺麗に馴染む場合も多々あります。
Low-B弦はあくまで表現の幅を広げるための「選択肢の一つ」として捉え、曲全体のバランスを聴きながら、4弦のポジションと上手に使い分けることが上級者への近道です。
まとめ
今回は、初めての5弦ベースにおすすめのモデル5選と、初心者向けの選び方を詳しく解説しました。
5弦ベースは、演奏表現の幅を広げ、より重厚感のある音楽体験をもたらしてくれる素晴らしい楽器です。
選定の際は、スケール(弦長)やナット幅による「弾きやすさ」、そしてアクティブ回路をはじめとする「サウンドの好み」をしっかりと見極めることが重要です。
今回ご紹介したYAMAHA、Ibanez、Squier、Sire、Sterling by MUSICMANのモデルはいずれも初心者から安心して使える信頼性の高い逸品ばかりです。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の手に馴染む最高の1本を見つけて、新しい低音の世界へ踏み出してみてください。